2007年5月12日土曜日

5月6日 今日は 雨です。

この季節の 雨の風情が 好きです。
雨が降っていても、もの寂しいとか うっとおしいとか、凍りつくようなとかいった感覚とは無縁だからです。
言葉であらわせば、そういうことになりますが、
違う角度から見れば、それは 気温、体温、雨の温度、それらの関係が 離れすぎず、近すぎず、ちょうどいい間隔を保っていることになるかと思います。
というのが 科学的には 正しい 推測なのでしょうが

・・・・味気ないです。
むしろ、この季節の雨は 肌になじむものがあるからだ、といいたいですね。

なぜ? 

季節は 数字ではなく、感覚でとらえたいから。

感覚はことばでは伝えきれない・・・というのは ジレンマです。

言葉は人間の間の共通記号ですから、なくてはならないものですが、必要最低限 です。
見たこと、聞いたことを客観的に伝えていくにはよいのでしょうが、
感じたことを伝えるには 不充分です。触覚とか、嗅覚とか、味覚とか。
自分の感じたことは、言葉では 完全には伝わらないでしょう。

五感の中でも 嗅覚はとくに言葉からとおい感覚で、イメージと直結しているとか。
マルセル・プルーストが マドレーヌを 食して 思い出が よみがえったという エピソードを思い出します。


マドレーヌの香りと思い出、 それはプルーストだけの感覚と思い出の結びつきで それを読者は疑似体験するだけ。
プルーストの体験を読者は完全に追体験することはできない。

その考えは 自分という存在を とてもいとおしく大切な存在と感じさせてくれます。

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