「アルジャーノンに花束を」について書きたくて先日の文章を書き始めたのですが、そのSF小説に行き着かないままに終わってしまいました。
そこで 今日のトピックは
「アルジャーノンに花束を」
大好きな小説です。
主人公はチャーリー。チャーリーは知的障害者。小説は脳手術前のまだ、めちゃくちゃなつづりの三月三日の報告から始まっています。チャーリーは脳手術をうけて 正常 そして それ以上の存在になってゆきます。しかし、チャーリーははたして幸せになったのでしょうか。
アルジャーノンはチャーリーとおなじ脳手術をうけた白ねずみの名前。 チャーリーにとっては特別の存在です。賢くなったはずのアルジャーノンはある日えさを与えようとしたファイに噛み付きます。アルジャーノンはどうしたのでしょう。
そして、悲しいことに、この出来事はチャーリー自身に起こることのまえぶれでした。
「ひとにわらわせておけば友だちをつくるのわかんたんです。」
これはチャーリーの最後のメッセージです。
ダニエル・キイスのこの小説、ユースケ・サンタマリアがドラマで演じていました。ご存知の方も多いでしょう。また、1968年には クリフ・ロバートソンという俳優が主人公を演じた「チャーリー」という映画になっていますが、なんとこのクリフ・ロバートソン、最近では「スパイダーマン」ピーターのおじさん、ベン・パーカーを演じていました。
さてさて この小説をはじめ、障害をもつ人たちを主人公をしたSF小説がいくつもあります。その世界を前にすると、正常者であるということが、なんぼのもんじゃい!!という気になります。人間とは 正常というレッテルをもつ者であれ、障害者というレッテルをもつ者であれ、悩めるものであることはちがいありません。
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